水稲用除草剤 イノーバDXアップ1キロ粒剤51
•使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
•本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの2.5葉期までに、時期を失しないように散布して下さい。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出ますので、必ず適期に散布して下さい。ホタルイ、ミズガヤツリは2葉期まで、ウリカワは2葉期まで(但し、北陸は発生始期まで)、ヒルムシロは発生期まで、クログワイ、オモダカは発生始まで、セリは再生前か再生始期まで、アオミドロ・藻類による表層はく離は発生前が本剤の散布適期です。クログワイ、オモダカは発生期間が長く、遅い発生のものまでは、十分な効果を示しませんので、必要に応じて有効な後処理剤と組み合わせて使用して下さい。
•散布の際は、水の出入りを止めて湛水状態(水深3 ~ 5cm)で、まきむらが生じないように均一に散布して下さい。また、極端な浅水や深水での使用は避けて下さい。
•散布後3~4日間はそのまま湛水を保ち、田面を露出させないようにし、散布後7日間は落水、かけ流しはしないで下さい。また、入水は静かに行って下さい。
•浅植え、浮き苗が生じないように、代かき、均平化および植付作業は丁寧に行って下さい。未熟有機物を使用した場合は、とくに丁寧に行って下さい。
◦以下の条件では薬害を生ずる恐れがありますので使用を避けて下さい。
◦砂質土壌の水田および漏水田(減水深2cm/日以上)
◦軟弱苗を移植した水田
•極端な浅植えの水田および浮き苗の多い水田
•著しい多雨条件では除草効果が低下する場合がありますので使用はさしひかえて下さい。
•散布田の田面水を他の作物に灌水しないで下さい。
•本剤は、移植前に生育したミズガヤツリには効果が劣りますので、物理的防除方法などを用いて移植前に防除してから使用して下さい。
•本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害する恐れがありますので、これら作物の生育期に隣接田で使用する場合には十分に注意して下さい。
•本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。